カラ梅雨Hike

中道-望湖台-地獄谷-上水晶-コクイ谷-武平峠

20050625

スッカラカンのカーラカラ。今年はホントに雨が無い。
おかげで沢もカンラカラ。砂利道歩きであてはずれ。


7:05 a.m. 料金所跡駐車場出発。
さすがに夏至。暑い。おまけに湿気ムンムン。蒸し蒸しと不快だ。
暑いからコクイ谷で涼んでこようか? それとも稜線の風に吹かれて鎌まで散歩するか?
まあ、上に着いてから考える事にしよう。

歩き始めるといきなり汗が噴出す。はやくもシャツはベッタベタ。パンツも…。そそうした訳じゃないのに。
ついこの前まで雪があったと思っていたら、既に夏真っ盛り。年をとると時の流れが速い。あっという間にまた冬が来ると良いな。「あっ!」「あっ!」なんど言っても冬にはならない…。「クソッ!」

湿気のせいか御在所もぼんやりしている。里のほうは霞んでしまい何も見えない。


山肌の花の色は消え緑がどんどん深い色に変わっていく。そう夏の色だ。
路傍の花々も花期を終え殆どが名残を留める程度。そんな中コアジサイだけが今が盛りと精一杯咲き誇っている。


9:05 a.m. やっと富士見岩展望台着。暑さのせいか寄道と休憩ばかりとっていたのでたっぷり2時間が過ぎてしまった。まあバテてしまうよりは良いだろう。


9:10 a.m. 朝陽台着。山頂のアジサイはまだやっと咲きかけ。(スカイラインのアジサイは今が真っ盛りです。)
望湖台へ向かう。遊歩道沿いはサラサ、ベニドウダンの落花がいっぱい。

数週間前にいっぱいあったササユリの蕾が姿を消し、咲いているものなぞ全く無い。そう言えばササユリって雨の時しか見た事無いなあ。雨が降らないと咲かないのだろうか?
なんて思っていたらやっと蕾を発見。


9:35 a.m. 望湖台着。湿度が高く、くっきりとはいかないが雨乞岳がドーン。

絶えず北西から風が吹き、多少ジトッとしているが爽やか。この時期カラッとした風なんて贅沢を言ったら罰があたる。
稜線も風が有りそうだし、流れの傍も捨て難い。結局流れの傍の誘惑に負け地獄谷へ降りて行く。

ジトジトと濡れた道は気持ちが悪い。「来るんじゃ無かった。」と思っても後の祭り。
やはりここは雪のある時が宜しいようで。
ヌルヌルとした石ころが滑り易い。腐ってカビの生えた木に掴まるのも遠慮申し上げたい。
10:05 a.m. やっと滝下まで辿り着く。出合はもう目と鼻の先。

放射状に葉を広げたクサソテツが踏跡を隠し、所かまわず繁茂したアザミの葉の棘がチクチクと足を攻撃する。
出合に到着し一息入れる。「あ〜、鬱陶しかった。」
谷を吹き降ろす風が冷んやりと心地良い。「ん? やはり流れの傍は涼しくて気持ち良い。」
上水晶に沿って降る。


11:05 a.m. コクイ谷出合着。
メッチャ、水が少ない。この時期、杉峠への渡渉点も飛び石が流れに沈んでいるのが普通だが、飛び石の隙間をチョロチョロと流れているだけ。渡した丸太が返って邪魔になっている。

丁度良い時刻だし、ここで大休止。冷んやりとした風に吹かれながら燃料補給する。
鎌の山頂ほどではないが、ここにも便所蜂。ブンブンと鬱陶しい。トンボはまだかと探したら一羽だけ飛んでいる。トンボだらけになるのは未だ先のよう。

11:30 a.m. 出発。
水が少なくどこでも歩ける。いつもなら流れが深く歩けないところを選んで歩くので、まるで別のところの様に感じる。おまけに直上して行くので速い速い。

滝も小さく、渕も浅い。枯れてしまった滝もある。これじゃあ景色が違って見えますわなあ。


12:10 サワ谷分岐着。このまま歩いてクラ谷をつめようか?と思う程水量が少ない。
この先もう爽風は味わえないかもしれないので、吹かれ修めに小休止。

サワ谷に入ると相変わらず汚いどぶ川である。「あ〜、鬱陶しい。」
雨乞岳への分岐を分け山腹に沿うようになると、全く風が通らず蒸し暑い。「あ〜、ここさえなければ良い所なのに。」年をとると文句ばかり。
道端にはコアジサイしか見られない中、あちこちにヤマボウシ?(だったかな。教えてもらってもすぐ忘れてしまいます。あ〜、年はとりたくない。)

武平峠が近付いたところで「はっ。」とする。今日は車は武平峠じゃないのだった。
「あ〜、このクソ暑い中車まで戻らにゃならんのかい!」痴呆の方もだいぶ進行しているようで。
車に着くまで暫しの間記憶がございません。以下の写真で記憶の糸を手繰りましょう。

最後の二枚はミヤマケムクジャラソウです。(正式名は存じません。花弁に細かな繊毛がいっぱい生えてました。花の直径は4mmほどです。)

最後にもう一枚。まだ蕾ですが山の家の傍にある大木です。なんでも沙羅双樹の木だとか。という事は色が変わるんですかね。いや、朝咲いて夕方にははらりと落ちるところから【盛者必衰の理をあらわす。】と謳われているようです。でもこの木、二股には分かれていないような…


14:05 車に帰着。この時刻、道路北側の方が日陰になっている。
よし、来週からは北側に駐車しようっと。

さあ、早く温泉、温泉。


2005年06月25日21時18分00秒

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