春の息吹き

あんなにあった雪もほとんど姿を消し、
春の到来を知らせるかのように花々が咲き初めた。
木々も芽吹き、山肌が華やいできた。
馬の背尾根は吹く風も爽やかに、春の薫りに包まれている。


20050416

鳥居道駐車場辺りは桜が満開。


ゲート手前のカーブでは、暗く沈んだ日陰を背に満開の桜が艶やかだ。
先週の雨乞岳の雪が滅茶苦茶楽しかったのでもう一度とも思うが、道路沿いに躑躅が咲き誇っている。御在所辺りも咲き始めの筈。時期を逸しては大変。今日は御在所にしよう。


6:55 a.m. 料金所跡駐車場着。着替えをすませ、さてつるはしはどうすべーか。どこかの雪渓を降るのなら持って行きたいところだが、さすがにもう雪も無いだろう。
駐車場付近には桜や躑躅が咲いている。三ツ口谷に残っていても、つるはし使う程は無いだろう。

7:10 a.m. でっぱつ。


中道を登り始めるとあちこちにアカヤシオとツツジ。このところの暖かさで一気に開花が進んだようだ。


尾根に出るとコブシも咲いている。


春の陽気に誘われて地蔵岩で久しぶりに乾いた岩の感触を楽しむ。


所々ぼんやりと黄色く見える。近付くとマンサクの花。
この辺りから上はアカヤシオとマンサクが入れ替る。アカヤシオの蕾は大きく膨らみ数日中に開花しそう。


キレット上の凹角を過ぎるとコブシもなりを潜める。コブシの蕾もほころびかけておりこれも数日中に開きそう。


8:30 a.m. 北谷側テラス着。雲ひとつない青空に上部の岩峰が映える。来週くらいにはここから見る山肌も、淡い紅色に染まっているかもしれない。


8:50 a.m. 上部テラス着。もうこの辺りはマンサクしか咲いていない。所々山肌が黄色く染まっている。


9:00 a.m. 山頂遊歩道に出る。
アデリア前には融け残った雪の上に 鹿が休憩中。子供達が鹿と遊んでいる。(剥製ですよ。)


遊歩道の雪もすっかり消えてしまい道端のアシビも咲き始めている。

日当りの良い草地にはハクサンリンドウがいっぱい。


9:30 a.m. 望湖台から雨乞岳を望む。
先週と比べまた一段と雪が減っている。先週東雨乞まで辿った雪原も殆ど無くなっている。先週行っておいて良かったね。


武平へ向う。日当りの良い所ではアシビが完全に開ききっている。


峠道入口もすっかり雪が消え夏道が完全に出ている。ついこの前までの雪の量が嘘のよう。


10:05 a.m. 武平峠着。小休止して燃料補給。
10:10 a.m. 出発。鎌への登りも最早冬場の面影は無い。からからに乾いた山道を行く。
山頂が近付くと小さな真っ白の花がそこらじゅうに咲いている。バイカオウレンとかいうらしい。てっきりミヤマシラナイソウだと思っていた。


11:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。


山頂祠の横に出来ていた雪の壁は見事に消え失せ、地面からむんむんと熱気が上がり、暑くてたまらん。雪が恋しいよ〜。


リザーブシートで大休止。


11:55 a.m. 出発。今日の降りは馬の背尾根から。きっと沢山の花が出迎えてくれるだろう。


白ハゲを過ぎたところでイワウチワ発見。「うん、さいさきが良いぞ。」


周りの木々の色も冬とは明らかに違う。


長石谷への分岐を過ぎるとアカヤシオ、コブシの開花が目立ち始める。ミツバツツジも咲き始めた。新芽の萌黄色が鮮やか。


足元に目を遣るとイワウチワの群落。ここにも、あそこにも、あっあそこも。そこらじゅう足の踏み場がないほど。


上は新緑とアカヤシオ、ミツバツツジ、コブシ。(ヤブツバキは論外。)
下は行けども行けどもイワウチワ。
ウーン、いいかげん飽きてきたぜ〜。


14:10 三岳寺札所最上部展望台着。木の台がすっかり朽ち果て乗るとゴソッと踏み抜きそう。


三岳寺から温泉街を抜け、14:40 車に帰着。
久しぶりの雪無し歩行。雪の上じゃないので草臥れました。足がガクガク。やはり雪上歩行の方がらくちん。冬の間楽ばかりしてたので、今日は雪無し歩行の足慣らし。
さあ、早く温泉で足の筋肉をほぐそう。


2005年04月16日21時55分00秒

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