Indian Summer ひだまりHike

サクサク、カサコソ、落葉を踏みしめながら歩を進める。
ポカポカ暖かいひだまりの中、吹く風は冷んやりと心地良い。
静かだ。御在所、鎌、の喧騒がうそのよう。
何も考えず歩いていると若い頃の世界に迷い込んだような錯覚を覚える。


20041113

今日もまた良い天気。
こんな日はのんびり遠回りしたくなる。
小岐須峡へは入れるようになったのだろうか? 宮妻峡はどうだろう?
無駄足のリスクを考えると安直な御在所になってしまう。「今日も混雑しているんだろうなあ」と思いながらもやはり来てしまった。
では今日は久しぶりに雲母峰まで足を延ばす事にしよう。この涼しさならなんとか回れるだろう。

菰野町役場前経由でスカイラインに入る。
まだ少し雲が残っているがいずれ消えるだろう。


7:25 a.m. でっぱつ。今日も車が多いが先週、先々週ほどではない。
紅葉前線も里まで降りてきており、駐車場辺りも真っ盛り。発色はさほど良くないが。


数組をパスし軽快に歩を進める。
空気も澄んでおり遠望が効く。伊勢平野、伊勢湾、三河の山並みまで見渡せる。

地蔵岩の下で声をかけられる。またまたIさんと遭遇。
ひとりで地蔵岩を練習していたらしい。凄いバイタリティーに感服。
その後また同行する事になる。一応練習になりそうな所をフルコース(というほど有りませんが)で攀じ登りながら行く。
ひとりじゃやろうとは思いませんが、二人なら他人を気にする事もなく道を外せます。これも群集心理なのかなあ。

8:40 a.m. 北谷側テラス着。先日色付いていた所も今日は既に冬枯れ色。それに今日は視界が利き釈迦が岳も鮮明に見える。御嶽山も雪の無い山肌を紫に霞ませている。


9:00 a.m. 上部テラス着。釈迦、菰野の町並みをパチリ。


9:10 a.m. 朝陽台着。ロープウェイはフル稼働。お客さんもいっぱい。早々に立ち去る。
遊歩道も冬枯れ色。陽が陰ると寒々としている。

そんな中、伊勢湾が陽に輝きとても綺麗。志摩半島、神島、知多半島と見渡せる。

山頂はパス。観光客の皆さんにお譲りします。
武平を目指し歩を進める。


9:50 a.m. 武平峠通過。

展望岩から三ツ口谷を見下ろす。冬枯れの中とり残されたように黄葉が鮮やかだ。


10:30 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。祠に柏手。今日も元気に来れました。

山頂は人がいっぱい。リザーブシートで大休止。久しぶりにブスの出番。陽射しは暖かいがやはり気温が低く熱い紅茶が旨い。


11:25 a.m. 雲母峰に向けてでっぱつ。
岳峠から見上げると真っ青の空に花崗岩の白い崩壊部が眩しい。

尾根上も木の葉が殆ど落ちてしまい、とても明るい。
そんな中名残りの紅葉が鮮やかだ。


分岐を雲母峰へ折れる。
この季節、雲母への尾根は紅葉に輝きとても気分が良い。

笹藪が切れると落葉の小道。

サクサク、カサコソ、落葉を踏みしめながら歩を進める。
ポカポカ暖かいひだまりの中、吹く風は冷んやりと心地良い。
静かだ。御在所、鎌、の喧騒がうそのよう。
何も考えず歩いていると若い頃の世界に迷い込んだような錯覚を覚える。

気が付くと雲母峰山頂に着いていた。時刻は 12:45 
樹林の中の三角点。眺望は良くないが木の葉は落ちており枯れ木の狭間から今日辿ってきた御在所、鎌ヶ岳が望める。

休憩もそこそこ、稲森谷への分岐へ引き返す。
結構水量が多く、また今年の相次いだ台風で荒れた谷筋は思った以上に楽しませてくれる。
12:45 広いダムの砂地に降り立つ。
陽に輝く雲母の木々が綺麗だ。


砂地から東海自然歩道へ抜ける。この辺りまで降りてくると紅葉が鮮やかになる。

途中、崩壊して道の無くなった所などを巻きながら、14:15 潜門の滝着。

滝したから降ろうとしたら道が無い。ここも大水で流されたようだ。飛び石伝いに降る。
バス停近くまで降りてきた所で本日の核心部、湯ノ山三滝川沿いダイレクトルートを辿る。雲母峰までひと回りした後のこのルートは決死の覚悟がないと辿れません。
いいかげん草臥れた老体に鞭打ちながら必死に辿る。温泉街の紅葉が疲れた身体に清涼飲料のように沁み渡って行く。


15:00 やっと車に辿り着く。
時間が遅いので希望荘はパス。そのままヘルシーパルへ直行。温泉を満喫し帰途に就く。


2004年11月13日22時10分00秒

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