雨上がりHike

今週末もパッとしない天気。
23号線に入るとすぐに、凄い土砂降り。
「やれやれ、こりゃ大変だ。」 と言いながらも、今日もしつこく御在所通い。


20040911

鈴鹿スカイラインに入り暫く行くと通行止め。
鳥居道駐車場を過ぎた辺りで土砂崩れ。ここは以前にも崩れた事がある所だ。道路北側の山が崩れ土砂が片側車線を覆っている。
小雨の中傘をさしてチョイト偵察。倒木も切り取られ反対車線(登り側)は通れるようだが、まだ道路上を結構な水が流れており、バリケードは撤去されていない。

「しゃあねえな、温泉街へ回るか。」 温泉街の道も通行止めだったら、今日はおとなしく引き揚げた方が良さそう。
確か、宮妻峡の方も春頃に通れなくなりその後通れるようになったという話も聞かないし。
小岐須峡方面はまだ蛭が出そうだし、朝明で\500.を払う余裕は無いし。

温泉街は道路が川になっている所もあったが、難なく奥の駐車場に到着。
ところが既に結構車が停まっており、縦列駐車でスペースを無駄にしている車がある。

他にも車が上ってくることは解りきっているんだから、少しは気を配って欲しいものだ。
最近は知恵の回らない人が増えたように思うのは私だけだろうか?

7:20 a.m. 出発。回り道で遅くなったおかげか、雨もあがり気温も低く爽やかだ。
湿気も少なく回復傾向のようにも思えるが風は南より。今日はずっとこんな天気だろう。
つい先ほどまで降っていたようで、どこもかしこも水を含んでいる。
駐車場には7-8台停まっていたのに中道には誰もいない。どこへ消えたか知らないが、静かな事は良い事だ。

オバレ石のすぐ上によく雨水が溜っている石があります。
先日の上松尾根の硯石に倣って、中道の硯石と命名しちゃいました。


8:00 a.m. 地蔵岩通過。まだ降り出さない。山頂もガスが流れているが降っていないかもしれない。


8:10 a.m. キレット通過。


8:25 a.m. 北谷テラス着。


8:40 a.m. 上部テラス着。


8:50 a.m. 朝陽台着。望湖台へ向かう。


9:15 a.m. 望湖台着。銚子ヶ口や愛知川流域に陽が射している。


鎌の穂先も雲は被っていない。長らくご無沙汰していた事だし、今日は鎌まで足を延ばそう。武平峠へ向かう。


9:55 a.m. 武平峠通過。
時々雨乞岳上空の雲が割れ、青空が覗く。もうすっかり秋の空色だ。


10:25 a.m. 展望岩着。ここで小休止。水筒の水が旨い。真夏と違い温くなっていない。ついでに燃料補給もする。


10:55 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。祠に柏手。本当にご無沙汰してました。こうやってだんだん足が遠のいて行くのかなあ。
南東からガスが勢いよく流れている。何も見えない。こんな日は北西側の方が風が当らず良いかなと思ったが、惰性でリザーブシートに来てしまった。
休んでいたら一瞬真上の空が割れ真っ青な空が覗く。「こりゃ今日は絶対降らないな。」
お湯も沸かさずエサをかきこみ、休憩終了。

11:10 a.m. 出発。

相変らずガスが岳峠を吹き抜けて行く。ガスの切れ目を狙いパチリ。

下草はしっかりと水滴を抱えており、ズボンは既にベッタベタ。
少しでも乾き易い所を!という事で尾根道伝いに行き、途中で長石谷に降りる事にする。
カズラ谷道の方に向かうがササが被さってきて歩き難い。上から下まで濡れ鼠。おまけに通る人が少ないのか蜘蛛の巣だらけで鬱陶しい。
先週、串田孫一の世界を懐かしんでおきながら、一歩でもその世界に足を踏み入れたなら「もう結構!」
もともと神経質な私としては、やはりコンクリートの舗装路の方が性に合っている。
尾根に移るとやはり歩き易い。が、濡れ易く乾き難いこのズボン、最悪ですわ。ちっとも乾く気配が無い。

犬星滝前で長石谷に合流。
今日は水量が多く水音も大きい。


突然記憶に無い景色に遭遇する。あんなに広く明るい所があったかな?

近付いてみると左岸で大崩落があったようだ。
ここから下は川幅も広くなり、押し流された真っ白な花崗岩が累々と重なり、凄く明るい。それがどこまでも続いている。

この前滑川遡行が出来なかったからその代わりかな?なんてのんきな事を考えながら歩いていると、突然道が無くなる。スパッと切れ落ち下る事もできない。
「オヨヨ!」 なんて言いながら周りを見回しルートを決める。幸い左岸の岩盤のバンドの手前だったので、細かなスタンスを拾いながら乗り移る。
こんなところ、基礎程度でも岩登りの経験が無いと通れないよなあ。誰も来なきゃ良いが、通れない人は手前から高巻くのかな。
久しぶりに本番に行ったような楽しみが味わえ大満足。「鈴鹿もどこもかもこんな所ばかりだと楽しいのに!」 なんて言ったら顰蹙物ですかね。

大雨で緩んだところに先日の地震で崩落したのだろう。あの大崩落以外にもあちこち小規模な崩落も見られる。
最奥ダムの河床が土砂の堆積で相当高くなっている。ダムが無ければ土石流は湯の山まで達していたかもしれない。
相変らず水量が多いしもしダムが決壊したら・・・と思うと自然に足が速くなっている。
早く車に戻り、この谷から離れよう。

13:05 車に帰着。靴を履き替え大急ぎでずらかる。希望荘のある一本北側の谷なら大丈夫だろう。
ということで温泉目指してGo!


温泉街を下降中三滝川の水量が少ないのに驚く。長石谷の水量の方が多いくらいだ。
沢を流れる水のほかに大量の水が伏流しているのかなあ。そんな地中の大水路の上に温泉街が立っているのか? まさに砂上の楼閣もよいところだ。くわばらくわばら。


2004年09月11日21時20分00秒

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