春Ski (たぶん滑り納め)
〔またまた御岳ロープ シニア券\1,000也〕




20040327

そろそろ滑り納めにSkiでも。てな訳でまたもや御岳ロープにやって来ました。
前日 9:00 p.m. に家を出たら12:00 p.m. 丁度に着いてしまった。下道走って3時間。スキー場に向かう車も少なく4半世紀前にタイムスリップしたみたいだ。
ふとその頃の事が想い浮かぶ。
スキーを始めて間もない頃、うち(山の会)の親分に付いて行った事がある。
確か、集会の翌朝出かけたからWeek Dayの筈だ。(当然会社は休み。あの頃は一人で仕事をする事が多く、スケジュールも自分の都合で立てていた。)
親分とそのG.F.のデートに割り込んで行ったのだった。

先週の日曜日、その親分が亡くなった。そしてその時のG.F.のM子さんが喪主を務めていた。
月曜日の告別式の後、あつかましくお骨拾いにまでついていった。そのときM子さんがふと呟いた。「こんな姿になっちゃって…。」
位牌に記された戒名がいかにも親分らしかったので、「でも良い戒名を付けてもらったね。」慰めにもならないが、それが精一杯の僕の励ましだった。
一緒に山行したことは数えるほどしか無かったが、個人山行の計画を出すたび「よし、行って来い。骨は拾ってやるからな。」の一言がどれほど心強かった事か。
軟弱なのでそんなヤバイ所へ行く訳でもなかったが、背中を後押ししてくれているような心地良さを感じたものだった。
かれこれ20年近くご無沙汰しっぱなしの末の悲報だった。
どこかのカルチャーセンターで自然散策の講座も受持っていたので、「定年退職したら一緒に受講しようか。」なんてかみさんと言っていたのに。

でも自然を相手に遊ぶ事が好きで、人生を楽しむ事が大好きな人だったから、御在所通いやスキーに行く事が供養だと思う。ちょっと無理なこじつけですが今日は親分の供養の為のスキーです。

夜中に何度も目覚める。風が強く車が揺れる。「風が強いとロープウェイが動かないなあ。ん? あっ、未だロープウェイは営業再開していないんだった。」寝ぼけて不要な心配をしていた。

おっさんになるとオシッコが近くていかん。我慢出来ず、寝袋から抜け出す。時刻は 5:00 a.m. を少しまわったところ。既に東の空は白み始めている。
起きたついでにカメラを持ち出す。寒いことは寒いが厳冬期の冷たさは無い。何たってもうお彼岸も過ぎたんだし。

真っ黒のシルエットでも三の沢岳の特徴的な形はよくわかる。三の沢岳がわかれば宝剣、木曽駒本峰、将棋頭とすぐわかる。
外で赤みが強くなるのを待っていたらすっかり冷えてしまった。車に戻り暖房の為エンジンをかける。(エコロジストの方々、御免なさい。)

だんだん空が明るくなってきたのでまた出かける。
既に御嶽山は薄っすらとピンクに染まり始めている。

この後真っ赤に染まるのは直ぐなので寒いけど我慢して外で待つ。
刻一刻と色が濃くなって行く。

濃くなった赤みも明るくなるにつれ徐々に薄れて行く。気が付けばすっかり色が落ち、その頃には足元にまで日が射している。東を向けば既に日が昇っており眩しい。
早く車に戻ろう。もう車の中も暖まっている事だろう。

7:50 a.m. 仕度を済ませ出発。リフト営業は 8:00 a.m. からとの事。
既に赤みはすっかり消え、真っ青の空に真っ白の雪面が眩しい。久しぶりに見る黒に近い空の青さだ。


8:00 a.m. リフト乗車。
やはり朝一番の大気は気持ちが良い。このピンと張り詰めた空気が好きだと親分もよく言っていたなあ。

軽く一本足慣らしの後、リフトを乗り継いで上へ行く。


後は上2本のリフトを使い年甲斐もなくかっ跳び続ける。
滑りになると途中で止れないのでリフト乗車中に周りの景色をパチパチパチ。


朝の内は風が強く御岳山頂の各ピークでラフェーンが上がっていたが、10時近くになるとそれも治まりリフトに乗っていても暖かくついうとうとしてしまう。
この感じは・・・ そう、これも四半世紀前によく味わった感覚だ。
ゴンドラや高速リフトがあたりまえになり、いつのまにか忘れていた味わい。
・・・当時はリフトと言えばシングルで、速度も遅く支柱のリール通過の度にゴトゴトと搬器が揺れ、その度に居眠りから目覚める・・・このアンニュイな幸福感・・・
さすがにここのリフトはダブルの中速だが、どういう訳か皆一人で乗っている。初心者に合わせ速度も目一杯低速。そして風もなく春の暖かな陽射し。当時のシングルリフトを思い起させるに充分なシチュエーションだ。
でもこんなに遅いと休憩時間が長すぎてトレーニングにはならない。昔はこれが普通だったんだなあ。今の人はいいなあ。同じ一日でも練習量は昔の3倍くらい有るだろう。


そろそろ飽きてくる。体力トレーニングにもならないしー。てな訳で小回りに切り替える。最上部のリフト一本分を続けて小回りで降りようとしたが、2/3程で断念。さすがに足の筋力が持ちませんでした。どだい2mの板を振り回し続けるのは50過ぎのオジンには無理なのだ。\1,000のシニア券利用者はそれなりの滑り方をしていれば良いのだ。と自分に言い聞かせる。
無理が祟ったのか、その後ロングターンでも踏ん張りが効かなくなりズレズレターン。

気を取り直し最上部から上の御岳社へ休憩兼記念撮影に行く。
締まった春の雪にステップを切りながら登る。


休憩の後は脚力も回復し、今度は小回り大回りを織り交ぜながら滑る。大回りの場合筋肉の動きは小さく、負荷に対して踏ん張っているだけ。小回りは短時間の間の伸び縮みが大きい。やはり動きが多いほうが疲労も多いのか。すると大回りばかりやってたら筋トレにはならないのかな?
なーんてつまらない事を考えながら滑る。
やはり一人ではつまらない。てんちゃんと一緒だと、林の中や崖落ち、そして飛べるところを探すのが上手でついて行くと面白い事ばかりだった。お兄ちゃんには中学生の頃に追い越され、まともに滑ったら絶対について行くことは出来なかったがライン取りなど凄く勉強させられた。
その二人とももう遊んでくれない。てんちゃんは留年するかもしれないのに、今、志賀高原熊の湯で女子中学生相手にイントラのアルバイトをやってるとか・・・。あの子がイントラ? 信じられない。おっかあも一時期岐阜のマイナーな所で高校生相手に教えていたな。これは血筋なのだろうか?

12:00 を過ぎるとゲレンデはガラガラ。鬱陶しいボーダーがいなくなり伸び伸び滑れる。まるでプライベートゲレンデ。


リフトの回数を数えていたら、いつの間にか25回を越えていた。\1,000/25=\40 シニア券万歳!
12:30 をまわったところでエサの為車に戻る。林間コースを降ると気温上昇でベタベタの雪。いきなり減速してしまう。今日はもうこれでおひらき。

12:40 車に帰着。屋根を上げ2階の窓を開けると煙突効果で籠もった熱気が換気される。
「ふー、涼しくて良い気持ち。」
デフレモードが染み付いたおとうさんは車の中でおさんどん。カップうどんをおいしくいただいたのでした。

13:40 出発。スキー場を後にしてふと振り返るとあんなに晴れていた空が薄雲に覆われていた。


御岳ロープの後は定番の【けやきの湯】
やけにお湯が澄んでいる。「温泉が枯渇してただの水を沸かしているのかな。」と思ったが時間が経つにつれだんだん濁ってきた。今日は時間が早く浴槽を洗ったばかりだったのだろう。
この辺りの温泉は湧き出した時は無色透明ですが、空気に触れると含有する鉄分が酸化して褐色に濁ってきます。どうやらお湯をはったばかりだったようだ。一番風呂は良いものですなあ。お値段も相変わらず\400(内税)だし。


2004年03月28日12時35分00秒

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