秋風に誘われて
小岐須峡半周:野登山−仙ヶ岳−宮指路

20031025
もうすぐ11月。めっきり涼しくなった。
菰野町に入り山並みが近づく。爽やかな秋晴れ。左手の野登山がおいでおいでをしている。
それでは!と左折してミルクロードを南下。宮妻峡入口を直進して小岐須峡へ向かう。

久しぶりの小岐須峡。日記を見ると、なんと去年の7月以来。そういえば、あの時蛭のせいでミスコースしたんだ。

「もう二度と一の谷には来ないぞ。」と誓っておきながら、喉元過ぎれば熱さ忘れる。・・・厭な事をすぐ忘れてしまうのは昔からちっとも変わってないな。
それに季節は秋。蛭なんてもう出やしない。
6:55 a.m. 駐車場着。
宮妻峡、小岐須峡の駐車場はすぐ傍に紙付きの公衆便所がありとても便利。
7:10 a.m. 出発。石大神を仰ぎ見て一の谷道へ向かう。


風は無いが空気がひんやりとして心地良く汗もかかない。が、身体が重い。冬までに体力を戻しておかなければ!

8:05 a.m. 東稜線の鞍部着。
振返ると小岐須峡を隔て松ノ木谷の奥にイワクラ尾根、その向こうにピラミダルな鎌ヶ岳。御在所もそのまた奥に顔を覗かしている。


東稜線上を行く。きれいに笹が刈ってあり快調に歩を進める。
8:35 a.m. 国見の広場着。

ススキもすっかり穂が開いてしまい綿毛が陽に輝いている。
ふと藤原のススキの草原を思い出す。もう20年以上ご無沙汰しているが、今もまだ昔のように残っているのだろうか?
野登寺はパスり、車道を辿って仙ヶ岳へ向かう。
良い天気だ。山肌もだいぶ色付いている。


8:55 a.m. 車道を離れ仙鶏尾根に入る。日陰で薄暗くグラサンしてると夜のようだ。
やがて日陰を抜け出し痩せ尾根を辿る。


9:30 a.m. 小岐須峡分岐着。
小休止がてら燃料補給をする。体調が戻ってないせいか燃焼効率が悪いようで腹が減りやすい。
9:30 a.m. 出発。仙ヶ岳まで後一息。


10:20 a.m. 仙の石着。やはり先週の御在所と同じで、色付いてはいるが発色が悪い。


西峰へ向かう。



10:40 a.m. 仙ヶ岳西峰着。

紅葉は山の北面が好きだ。山の陰で低い部分が黒く見え翳からはみ出した紅葉が陽に輝く。光と翳のコントラストが強調され多少色付きが悪くても凄く映える。
仙ヶ岳北面然り鎌ヶ岳北面然り。黒い山肌に浮かび上がる錦繍は写真なんかでは表現でるものではない。

10:45 a.m. 小社峠に向けて出発。
仙ヶ岳北面の紅葉を愛でながら降る。宮指路がどんどん近付いてくる。


11:00 a.m. 小社峠通過。犬返しに向かう。
いくつかの小ピークを通過。宮指路が直ぐそこに見えている。犬返しの険ももう目と鼻の先だがなかなか近付かない。

犬返しのピーク下でいきなり減速。アップダウンが堪えたのか肌寒さと眠気を催す。風の陰を探し砂ザレの上に腰を降ろしたら、そのまま寝入ってしまった。
5分か10分くらいだろうか。短時間でもこんな時の休眠は凄くすっきりする。
時計を見るともうすぐ12時。ピークまで後一息。ピークでお昼にしよう。

12:10 犬返しのピーク着。日当たりの良い岩陰で大休止。
隣には宮指路の三体仏、正面には今辿ってきた尾根筋。程好く色付いている。そしてその奥には仙ヶ岳の双耳峰と野登山へ続く尾根。


13:00 出発。犬返しを下降。
正面には宮指路、北側にはもう障害物は無く、綿向山から雨乞岳、御在所が望める。その手前には無線中継所。

大休止の後は体力も回復し、犬返しをいっきに駆け降りる。宮指路の登りも快調に高度を上げる。


13:20 宮指路岳山頂着。
犬返しの登りでバテてしまい予定外のタイムロス。本日はここまで。
「降りはどうしようか?」宮指路といえば、東海展望と三体仏。この二つは観光案内の目玉商品。という訳でヤケギ谷から。その前に小岐須峠よりの【なんたら岩】を写して来よう。

すぐ引き返し、三体仏の後ろから仙ヶ岳をパチリ。
東海展望へ向かう。北側にはイワクラ尾根に続くなだらかな稜線とその奥に鎌ヶ岳、御在所。
やはり一日で入道まで一周するのはチトしんどい。


13:40 東海展望着。
あれだけ澄み切っていた青空もいつの間にか一面の薄雲。せっかくの景色も色合いがいまいち。


早々に出発。あとはただひたすら降るだけ。

14:27 出合い近くの小滝着。ここで顔を洗い汗を拭う。あと少しで林道だ。


14:30 大石橋に出る。
橋下の滝に寄道。滝壷の上にトラヒモ。キャンプ客の置き土産か?夏の賑わいが思い起される。


駐車場まであと一息。もう少しの林道歩き。

14:55 a.m. 車に帰着。
復帰後2度目のHiking。やっとペースが戻ったようだ。
Weekly Hike が Monthly Hike にならなくて良かった。もしそうなったらタイトルをかえなきゃならぬ。
さあ温泉に向かってデッパツ。
2003年10月26日14時35分00秒

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