長い夏休み、あまりにも暇なのでかみさんの許可をとり遠出する事にした。
1泊くらいは大目に見て貰えそうだが予算が付かないのでお小遣いの範囲内で。というと当然小屋泊まりは論外。テントは重いのでパス。
ツェルトのポールはもう無いので、テン場でツェルトを被って寝るなんてかっこ悪い事はようやらん。
ビバークならそれらしい所でやらないと、登山道付近で明かりでも点けていようものなら、直ぐこわいお兄さんがやってきて「ここは幕営禁止です。」とやられる。(昔何度か撤収させられた事がある。)これだから夏は嫌いだ。

中ア、滑川も先日来の大雨で水量が多そうだし独りではチト不安。どうしようかと思案してたら、かみさんが「Mさんと行ったら?」
「ああ。」と生返事。
「Mさんって太った?」
「ああ、えらく腹が出とる。」
「動けんね。」
「返って足手まといになる。」(M君ごめん。)
結局、【安近短】の御岳。ここなら日帰り。

中央も、ロープウェイを使えば充分日帰り圏内だが、懐具合を考えると不可能。
また同じ御岳でも、御岳ロープや、チャオゴンドラという方法もあるそうだが、そういうコースは僕の選択枝には無い。
ここ数年、鈴鹿といえば御在所。遠出というと御岳。「よそは知らんのか。」と言われそうだが答えはひとつ。「はい、そうです。」
前置きが長くなりましたが、丁度水曜だけが晴マーク。前夜発で出かける事に。
今回の費用は軽油代と食料代(\600位)温泉代(\600)なんと慎ましい生活なんだろう。
 

20030813
最近とみに車の燃費が悪い。僕の送り迎えとかみさんの通勤だけでは仕方がない事か。6km+α/Lではチト悲しい。
そこで今回はエコランに徹してみようと思う。帰ってからの給油が楽しみ。

8月13日 5:30 a.m. 頃目覚める。ドッピーカンの天気。正面の沢に大きな雪渓が残っている。「珍しいな。例年ならお盆の頃は殆ど残ってない筈だが。」小用を足してからもう一眠り。
うつらうつらしながら今日のコースを考える。といっても毎度同じなのだが、去年の秋時間切れで奥の院へ行けなかった事を思い出し、早出する事にする。
(今までこなしていたものがこなせなくなる。=体力の衰え なので予定を消化できるかどうかをパラメータとして体力の確認をしている。)
6:25 a.m. 田の原駐車場出発。御岳の上には秋の巻雲。少々肌寒いくらいで、めちゃ爽やか。

昔は真冬以外はよく白装束軍団を見かけたものだが、今日は全く出会わない。
信仰よりレジャーの世の中なのか、家族連れ、若いカップル、それに全国津々浦々どこの山でも見かける中高年軍団。
(白装束というのはパナウェーブ研とは違います。ごく堅気の御岳講の人達です。)
途中登山道整備のヘリの荷揚げに遭遇。巨大な扇風機に煽られ涼しくて良い気持ち。

7:05 a.m. 8合目着。檻の中に仏像や御不動様が閉じ込められておりチョット無気味。
田の原がもうあんな遠くになっている。

7:45 a.m. 9合目大のぞき着。下から見上げた雪渓より上に来てしまった。

8:05 a.m. 王滝頂上着。祠に柏手の後、防風壁の外へ。今日も風の無い穏やかな天気だ。
ここまで1時間40分。まずまずのペースだ。正面の剣が峰がでかい。

8:25 a.m. 剣が峰着。祠に柏手の後、北側へ。乗鞍の向こうに槍、穂高。笠岳の向こうは黒部五郎辺りか。
二の池の雪渓が少し覗いている。今年は雪が多かったのかなあ。それとも気温が上がらなかったのかなあ。

社務所裏側に移動。南側を俯瞰する。いつ見ても地獄谷は岩の墓場だ。おまけに所々噴気が上がっている。

社務所裏から西側へ降る。今日は風もなく寒くないので一の池の外輪山を忠実にたどる。

外輪山西端から継母を望む。継母南面にすっきりしたフェイスが望める。溶岩性でなく侵食の跡もない。一度継母まで足を延ばしてみたいところだ。道らしいものは無いが砂ザレと草付き伝いで行けそうだ。
北よりに目を移せば遠く雲の上に白山が頭を覗かせている。賽の河原からの落ち込みの向こうに摩利支天の末端、その向こうには濁河辺り。御岳西面の懐の深さがよく判る。

足元には可憐な花がぎっしりと咲いている。この辺りは来る人も少なく、植物も豊富だ。

9:15 a.m. 外輪山北端から二の池へ降る。
雪渓の上を降るが雪が固くツルハシなしではチト不安。横の砂ザレに出ていっきに下まで駆け降りる。
9:20 a.m. 二の池畔に降り立つ。やはりいつもより雪が大きい。そういえばあちらこちらに小さな雪田が残っている。こんな事もあるんだなあ。お盆の割りに気温も低く爽やかだ。

休憩もそこそこ賽の河原へ向かう。
途中そこらじゅうに桔梗が乱れ咲き。こんなのを見ると、入山者が多い割りに自然の豊かさを実感する。


9:45 a.m. 賽の河原末端着。真下には三の池。振返れば剣が峰から賽の河原を挟んで摩利支天。

摩利支天の登りにかかると3の池への斜面にも雪田がいっぱい。

また摩利支天へのトラバース道にはまるで雑草のようにぎっしりと花が咲いている。

途中で尾根に出て調子に乗って飛ばしていると、またまたやらかしてしまいました。摩利支天は痩せ尾根上のピークで独立峰のような顕著なピークではないのです。早い話、通り越してしまったのです。「あまり見覚えが無いな。」と振返ったら遥か後方に大きなピークが。でもここからの方が継母も大きく見映えが良いのでここで小休止。

おにぎりを頬張った後、ピークを伝わず斜面をトラバース。ハイマツの枝を折ったりお花畑を踏みつけたり。こんなことやってたら口うるさいエコロジスト諸兄にボロクソ言われそう。
なんとか登山道に戻り、11:10 a.m. 五の池への分岐着。
真下に三の池、正面には五の池。継子方面はガスの中。珍しく五の池にも水がたっぷりある。大抵は枯れて干乾びているのだが。

11:15 a.m. 五の池小屋通過。振返ると今降りてきた稜線と五の池、稜線越しに賽の河原降り口の雪田が見える。

ほどなくコマクサの群落。鑑賞用の為か、パラグライダーのテイクオフ用滑走路みたいなのが造ってある。そこからパチリ。

四の池外輪山を辿る。四の池側壁にも雪田が残っている。北ア気分を味わいながら行く。
継子が近付くと尖った石を沢山立ててある所がある。ここらの石は平たく劈開するようだ。濃いガスの中で見る光景は余り気持ちの良いものではない。


11:45 a.m. 継子ドーム着。四の池越しに見る南部のピークが綺麗だ。

四の池東端流れ出し口へ向かう。春先にはここからの雪解け水が大きな滝を作るのだが、御岳ロープが出来てから、幻の大滝とかいって急に有名になったらしい。19号線からでも良く見えてたし、土地の人なら知らない人はいない筈なのに、げに怖ろしきは観光用のキャッチフレーズかな。


12:20 三の池側壁着。東側を辿り池畔まで下降する。

三の池からの登りが堪える。よれよれになりながら一歩一歩と歩を進める。ここは風も無く暑い。ガス欠が近付いているのが良く解る。

13:15 へろへろになり賽の河原末端に辿り着く。燃料計はエンプティ直前。ここまで来ると西からの風で寒いくらいだ。岩陰に陣取りアンパンを食らう。甘くて旨い。血糖値がみるみる上昇していくのが解る。

一息ついたところで二の池経由で王滝頂上へ向かう。今日はまだ奥の院往復という行程が残っている。時間的にはまあ大丈夫だろう。

14:20 王滝頂上着。奥の院へ向かう。この頃にはガスが出てきてなんとなく無気味な気配だ。
14:40 奥の院着。直ぐ裏側に回る。が、ガスが濃く地獄谷は俯瞰できず。
   ここから覗く地獄谷はキンキンが縮み上がるほど高度感があり、ケツの穴までこそばゆくなります。
岩質は違いますが北穂から滝谷を見下ろしているような感じです。
でも今日はなにも見えず恐怖感もなにも有りません。

本日の予定は一通り消化。
後は田の原まで降るだけ。またいつもの癖で石の階段を駆け降りる。前の人が譲ってくれるものだから休む暇なく駆け降りる。昔からうちの会の連中は皆そうだった。登りは遅いくせに降りだけは滅法速い。結局1時間少々で田の原着。着時刻 15:55 
このころには山はすっかりガスに覆われかくれんぼ。駐車場にも時折ガスが流れてくる。
少し早いが車の中で【どんべいてんぷらうどん】を夕飯に頂く。

その後【うしげの湯】で温泉を満喫し帰途に就く。
予定を無事消化できた事でまだ身体にガタが来てない事を実感。安心感と満足感ごちゃまぜ気分で家路を辿る。
帰り着いてからGSで給油。なっ、なんと 10km/L いってるじゃないですか。またまた安心感と満足感が増幅され、Happy気分でルンルンルン。

2003年08月14日10時41分00秒

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