20030705
7:05 a.m. 料金所跡駐車場出発。
曇天のせいか少々肌寒い。スカイライン沿いの合歓の木に花が付いている。去年、何の木か解らなかったが後で調べたら合歓の木で正解だった。にしてもこんな特徴的な花だなんて全く知らなかった。

すぐに降り出すだろうと思っていたが未だその気配なし。薄日まで射し始めた。
高曇りで平野部の視界は良く効いている。田圃の若々しい緑が綺麗だ。久し振りに地蔵岩に上がってみる。(7:45 a.m. )

むしむし蒸し暑い中喘ぎ喘ぎ歩を進める。
8:25 a.m. 上部テラス着。
白山、乗鞍、御岳、中ア、南アのシルエットが望める。
白山だけは雪の斑模様もはっきり見える。


8:40 a.m. 朝陽台着。

アジサイは未だ咲いていない。刈り込み過ぎではないかと思うくらい手が加えてある。これくらいした方が良いのかな? 家のは全く手を入れていないが・・・。
殺風景な朝陽台を抜け、遊歩道を望湖台に向かう。
遊歩道で開きかけのアジサイ発見。もう夏だなあ。かと思えばまだウツギが咲いてたり、いろいろですわ。
静かな山頂。聞こえるのは鳥のさえずりと木の葉のざわめき、それと僕の靴の音のみ。


9:05 a.m. 望湖台着。新緑が綺麗。

天気も何時までもつか解らないし、国見岳の方へ行く事にする。
「冬場のショートカットルートが使えるかな?」とスキー場の方へ行ってみると、立入禁止の看板と鉄製の柵。また遊歩道を退き返す。

9:50 a.m. 国見岳南面テラス着。藤内が良く見える。一壁2ルート辺りに5-6人、前尾根にちらほら。女の子の泣きそうなコールが聞こえる。ヤグラでかみさんにトップをやらせた時の事を想い出し、プッとふきだしてしまう。…あの時も半ベソかいてたなあ。

想い出に耽りながらオニギリを食べていたらパラパラパラ。とうとう降りだした。「国見尾根から降りちゃお。」
樹林帯に入ると結構大きな雨音。 天狗岩手前の樹林の切れ目で合羽を着る。
ついでに天狗岩、ユルギ岩をパチパチ。

最近、国見尾根末端からのルートが整備されたとの事なのでそれを辿る事にする。
このルートは、昔 登りに取った事があり、その後子連れで来た時に降りに使い失敗した想い出がある。子供達はまだ小学生くらいだったかな? 途中でルートを失い、岳不動近くのルンゼに出てしまい、ちびりそうな想いをした。登りではルートを失っても上へさえ行けばなんとかなるが、降りで変な所に出てしまうとザイルがないとどうにもならない。

しっかりした踏み跡、こまめに付けられたペナント(テープ)。「こりゃ間違えようがないわ。」
上部の岩塔は全て巻いており楽しさ半減。昔通った時はピークをつたうのにちょっとやばそうな所もあり、結構楽しかったのだが…。
10:35 a.m. 【界】と刻まれた岩に到着。最初に登った時、道も疎らで有るのか無いのかって状態だったので、この岩を見た時は「えっ、なんでこんな所に?」と甚く感動したものだった。

今日改めて見るとまた感慨がわいてくる。昔、この真下から直上してきて、「やいやい、上の方にまた厄介なものが有るぞ。」なんて思っていたのに、近くまで来て文字が見えた時、一瞬修験者の世界を垣間見たような気がした。

11:05 a.m. 藤内小屋通過。
途中またもや中道分岐を素通りしてしまい、蒼滝橋からスカイラインを登り返す。

なんでこうもウッカリしてるんだろう? 歩いている時っていつも何か思索に耽っているのに気付く。「そうか。山へ何しに来てるのか解ったぞ。誰にも邪魔されず考え事ができるからなんだ。だから騒がしい団体さんを敬遠したり、人を避けたりするんだ。下界では人嫌いって訳でも無いし。」新たに自分自身のBehaviourを発見。

11:40 車に帰着。濡れ物を干し温泉に向かう。久し振りに余った食料は子供のお土産にしよう。
2003年07月05日22時15分00秒

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