20030621
6月21日 今日は梅雨の中休みで快晴。
いつも何も考えないまま御在所へ向かってしまうのだが、今日は趣向を変えて別の所に!
新しい情報が頭に入って来るだけでも少しは老化防止になるかもしれない。
藤原も永いことご無沙汰。それにコースどりがいまいちで、やめ。
竜ヶ岳? 宇賀渓駐車場からの林道歩きが長い。コースどりもいまいち・・・やめ。
朝明周辺か小岐須峡周辺か? 結局朝明に来てしまいました。
朝明に入る前に朝の山並みをパチリ。

例によって駐車料金が払えないので水無のトイレに駐車し舗装路をとぼとぼ。今日はオーソドックスな庵座の滝から。

7:05 a.m. 駐車場出発。
久々の快晴。歩き始めてすぐ強烈な栗の花の匂い。
【青丹よし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり】一説にはこの花は梅ではなく栗の花らしい。香るでなく匂う(臭う)と歌ったところなど「なるほど。」と感心してしまう。
テント村入口から谷に入る。がこれで良かったのかな?地図を出すのも面倒だし「何処かに出るだろ。」地図といってもかみさんの25年以上前のもの。人里の状況は全くあてにならない。それに私、地図ってあまり見たことないんです。コンパスも使った事ないし。地図やコンパス使って講釈ばかり大袈裟な人がいますが、空間の概念が頭に入っていないとあまり意味が無いように思います。こればかりは生まれつきの天性かもしれません。
因みに、家のお兄ちゃんとかみさんは方向音痴ですが、下の子は体内コンパスを持っているようでどんな所へ行っても必ず帰ってきます。
暫く行くと看板あり、正解。
まだ湿気が抜けていないが、ひんやりとした風を感じながらそぞろ歩き。
8:00 a.m. 庵座の滝着。滝下まで行ってみる。

滝の右岸にルンゼがあり途中まで登る。昔は大きなガレになっておりとても登れなかったが長い間に岩屑が流されてしまい、顕著なルンゼになってしまったのだろう。
このまま登れそうだが右岸では登山道に戻るのが大変そうなので引き返す。

滝上に出るとウツギが満開。ほのかに漂ってくる甘い香りが爽やかだ。
ところで、なぜ「卯の花の匂う垣根に・・・」なんて歌詞をつけたのだろう?「・・・香る・・・」にすれば良かったのに。丁度今、我が家のくちなしが満開で強烈な甘ったるい匂いでいっぱい。くどいのは匂い、ほのかなのが香りかな?


9:00 a.m. 沢筋分岐着。もうここからは沢と別れて尾根筋に出る。
その前に一本立てて大福餅を頂く。木漏れ日の中、爽やかな風が通り抜けていく。


尾根に取り付く。一歩一歩ぐんぐんと高度を稼いでいく。振り返ると対面の猫岳がぐんぐん低くなってくる。
再度樹林帯に入り急斜面を攀じ登ると、9:25 a.m. 松尾のドタマに到着。

釈迦山頂に寄道してから羽鳥峰へ向かう。山頂付近では射撃の音がよく聞こえる。「流れ弾、飛んで来ないだろうな。」あまり気持ちの良いものではない。

10:25 a.m. 白滝谷分岐通過。
10:30 a.m. 羽鳥峰通過。中峠に向かう。

笹薮が多い。この頃になると気温も上がり汗が滴り一層不快感が高まる。
愛知川にすれば良かったなあ。でも後の祭り。
ゼイゼイいいながら、11:15 a.m. 中峠到着。

暑すぎてお湯を沸かす気にもならない。このコース、もっと早い時期(4月か5月)の方が良かったなあ。お茶なしでコンビニオニギリをほおばる。
休んでいると今来た方からなにやら大きな獣の声がする。猿かな? 何かを威嚇しているようだ。僕の後から2人程ついて来てたみたいだが大丈夫だろうか?犬でも連れてきたのかな?
僕も怖いので、根の平峠に向けて早々に引上げる。

11:55 a.m. 水晶岳着。途中何名かと行き逢う。こんな暑い日にこんな所を歩く物好きがいるんだな。チョット驚き。


12:10 a.m. 根の平峠着。さすがにこの時間から国見に向かう気力は有りません。小休止の後、伊勢谷へ。

この道はいつ来ても川になっている。でも蛭はいないから安心。
ダムの横を巻きながら下る。殆ど忘れかけていた道の様子が少しづつ甦ってくる。
伊勢谷最奥の駐車スペースまで来ると、1台も止まってない。ミスったと思いながら近付くと道路が舗装されていて、駐車スペースに入れないよう段差が作ってある。「こりゃ止めれんわ。」
伊勢谷小屋の辺りも公園のようになっており、その下のキャンプ場内の道路も綺麗に舗装されている。
三重県は予算が余っているのかな。こんなとこ舗装したってお客さんが増える訳ないだろうに。土建屋に金をばらまくのが目的か?いまだにこんなことやってるなんて信じられない。
かつての景気対策は、日本では財投で土建屋に金をばらまく。アメリカでは戦争をして軍需産業に金をばらまくのが常套手段だったが、まだ効果があるのはアメリカの戦争だけで、日本の財投はとっくに効果なしが証明されているのに。過去の成功体験に縛られているのは民間企業だけじゃなく、お役人もそうなのか。今作った借金を次世代の子供達におっ被せるなんて、とても信じられない。
そういえば、朝明への谷沿いの道路も全面舗装になっていたな。昔は未舗装の洗濯板。行き帰りはダート走行を楽しんだものだったが・・・。
道路が良くなって入山者が増えても皆地元には金を落とさず、ゴミとCO2を捨てに来るだけ。その処理にまた税金を使って・・・。

あー、最後に厭な気分を味わってしまった。さっさと温泉に行こう。儲かってるのは日帰り温泉と、コンビニだけか。

13:40 a.m. 車に帰着。
温泉に向かう。厭なことはお湯と一緒に流しましょ。
2003年06月21日23時20分00秒

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