20030302
今日は風が強い。玄関から出ると寒い事は寒いが冷たくは無い。やはりもう春。
満天の星屑。昨日の雨が嘘のよう。この風が雨雲を吹き飛ばしてくれたんだな。
東の地平線は薄っすらと白み始めている。後20日程でお彼岸。日の出も早い筈だ。鈴鹿に向かって車を走らせる。

6:55 a.m. 湯ノ山 奥の駐車場着。
山頂部は霞んでいる。ガスかと思っていたが雪だ。ここ駐車場でも細かな粉雪が強風に乱舞している。合羽も持って行くことにする。さすがにワカンは置いて行く。

7:10 a.m. 出発。このころには、雪も止み薄化粧の山頂付近が望める。


風が強い。この分だと尾根筋は台風なみの風が吹いているかもしれない。
降ったばかりの粉雪が融けもせず周りを白く染めている。移ろい行く季節に抗っているように見える。無駄と解っていながら抗わずに居られない、そんな雪に物の哀れを感じてしまう。

7:45 a.m. 岩棚着。やはり台風なみの風だ。風に身体が煽られてシャッターがきれない。岩の上に両肘ついてシャッターをきる。それでも腕が風で煽られる。

本谷上部の雪もめっきり減っている。鎌が白いのは今朝の薄化粧のせい?

尾根上のザレは風が強くてまっすぐ歩けない。横風にふらつきながら駆け抜ける。
キレット手前の岩場で風に飛ばされそうになる。まるで富士の突風並みだ。
なめたらあかん。なめたらあかん。まー(富士の突風に)そっくり。
急遽四駆に切り替え四つん這いで降る。フェイス側は飛ばされそうなので、凹角側から降る。
鞍部では風の息を見計らって切れ目をねらって駆け抜ける。
ほんと御在所と言えども、なめたらあかん。

8:10 a.m. 北谷側テラス着。
ここでも岩に張付いてシャッターをきる。

さて出発と、岩の階段に片足立ちしたところで風に飛ばされる。やっぱりなめたらあかん。こんなに風が強いんじゃあバランスもへったくれもあったもんじゃない。

8:25 a.m. 岩稜帯着。氷の樹枝が日に輝き綺麗。冬場の霧氷と違い、透明の氷の中に樹枝が閉じ込められた様になっている。ここでも岩に張付いてシャッターをきる。

8:45 a.m. 富士見岩展望台着。

風の強さのおかげか山頂付近は真っ青の空。

8:55 a.m. 朝陽台着。

ロープウェイは強風の為かまだ動いていない。人っ子ひとりいない山頂を独り占め。

武平峠へ向かう。いつのまにか風も少し和らいできたようだ。


9:45 a.m. 武平峠通過。

10:10 a.m. 展望岩着。
鎌、御在所は晴天だが雨乞は雲の下。雪も降っているようだ。

10:40 a.m. 鎌ヶ岳頂上着。

リザーブシートは占領されており、しかもツェルトを被り、中には数名いるようだ。
風の陰は・・・祠の東側へ少し降った平坦な所。ここは無雪期は笹薮ですが、今だけは良い休憩所になっています。
気温は高いですが、風を避けるためこちらもツェルトを被ってお食事にします。

11:45 a.m. 出発。下降ルートは三ツ口谷左俣ルンゼ。(勝手に命名しました。)
出発前にスパッツを着けました。不精者の僕にしては感心でしょう。
三ツ口谷尾根コースから下り、すぐ左の雪原に入りルンゼ下降点まで下る。
下降点から覗きこむ。様子を伺うが雪がムチャクチャ硬そう。ここだけの為にアイゼンを付ける気にならず、次の枝沢から合流するべく登山道に戻る。ところがその降り口もコンデションが悪く、パスしたらどんどん沢から離れてしまう。

適当な所から沢に降りたら、相当下まで来てしまった。

ここからルンゼ下降開始。下の方では小滝が顔を出し、また出して無くてもザーザーと水の音が聞こえる所もあります。沢芯を踏み抜くとドボンのおそれがあるのでなるべく横の雪の厚そうな所を通ります。


12:35 本流出合着。あとは登山道を辿るだけ。
13:00 三ツ口大滝着。昨日の雨と雪解けのせいで、水量が多い。


13:15 出合のダム着。水量が多くショートカットはできませんでした。


13:35 車に帰着。見上げると御在所はピーカンの天気。ロープウェイは今日は一日運休のようだ。

その後温泉で汗を流してから帰途につく。
2003年03月02日23時40分00秒

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