20030125
5:20 a.m. 自宅出発。満天の星屑。木曜日のこちらの雨は鈴鹿では雪の筈。多少ガスが残っていてもまずまずの天気と積雪が期待できるだろう。

湯ノ山駅前あたりから道路に雪が残っている。橋を越えた所で融雪剤散布の車と合流。譲る気配が無さそうなのでパッシング。先に行かせてもらう。暫く行くとのんびり走行の車2台に追付く。ど真ん中を走っている。あまり遅くなるとモルゲンロートにまにあわなくなってしまうので申訳ないが右側から追越す。

7:00 a.m. 湯ノ山 奥の駐車場着。 山頂付近はガスが濃いがまずまずの天気。積雪は駐車場で20cmくらい。それにまだ車は1台しか停まっておらず、中に人がいる。 うまくすると新雪三昧、処女雪三昧。

刻一刻と朝の薔薇色が変化して行く。
7:25 a.m. 出発。この頃にはもう赤みがすっかり消えている。


スカイラインにあった踏跡は中道手前で引き返している。この先踏跡無し。ウッシッシ。
下の方の積雪はたいしたことはない。吹溜りで膝あたりくらい。今日は無精をせずヤッケのズボンもはいているので深雪でもバッチリ。

8:15 a.m. オバレ岩通過。 まずまずのペース。 今日も山頂まで3時間くらいかな? 当然鎌はパス。


キレット手前の吹溜りも段差を根雪が埋めてくれていて潜り込むことはない。快調快調。 8:45 a.m. キレット通過。 ロープウェイが宙ぶらりんで止まっている。中には人の姿も。 強風のせいかな?


キレットを越えた辺りから雪が深くなってきた。といっても傾斜がきつい分余計に感じるだけだが。
でも踏み外すと胸まで潜り込んでしまう。 所々ルンゼ状の夏道から外れ、ブッシュの中を攀じる。「うん。この方が楽ちん。」
9:10 a.m. 北谷側のテラス着。



時折陽が射すが風が強く顔がチメタイ。 つい鼻水が出てくる。いつもの方法で鼻水をチンする。
(いつもの方法 : まず下を向き片側の鼻の穴を指で抑え思いっきりチンする。鼻汁が勢いよく地べたに落ちる。次に反対側を押さえ同様にチンする。鼻の周りについた鼻汁は雪で拭う。この方法、山では男も女も皆がやる方法です。いちいちティッシュなんて出してらんねえ。)
9:55 a.m. 岩稜帯着。





これだけゆっくりペースなのでそろそろ誰かが追付いてきそうなものだが、その気配はない。
駐車場にいた人達何処へ行ったんでしょう。(出発時には3-4台停まっていた。)
こりゃあ、最後まで独り占めできるかも。わーいわーい。
10:03 a.m. 上部岩棚着。
時折台風並みの突風が吹く。恐くてテラスの端まで行けない。


10:30 a.m. 富士見岩展望台着。ここまで3時間。けっこうしんどかった。でも雪が軽いのはほんと楽しい。


10:40 a.m. 朝陽台着。 写真メーニアの大群。足の踏み場もないくらい、所狭しとポイントを求め蠢いている。
山頂遊歩道はファミリースキーヤーでごったがえしている。 大声で耳が痛い。
一目散で望湖台に向かう。

三角点までの遊歩道は踏跡があり、それに慣れてしまったせいか望湖台までのほんの少しの深雪がやけに身に堪える。

11:20 a.m. 望湖台着。 雨乞岳はガスの中。
おそまつなエビノシッポが申訳程度にあちこちに張り付いている。





踏跡のない南側の広場に向かう。 どうにも我慢できず、ワカンを着ける。 折角つけたのに今度はクラストが多くなってきた。面倒なのでそのままいく。いつのまにか周りが薄暗くなり小雪が舞っている。風が強く寒い。潜った足が引き抜けない。いよいよガス欠かな? 遊歩道にでたところの築山?(六角形の休憩所)にへたり込む。 空腹感は無いが燃料補給をする。こんなところで火を焚きたくないので糖分吸収の速いアンパンをかじる。口に入れても唾液が出ず、もさもさしてるので水で流し込む。 暫くするとエナジーが身体中に行き渡ったのかやっと人心地がつく。
げんきんなもので、余裕がでてくると薄日まで射し始める。
 さあ出発。武平を目指しラッセル開始。

峠道も先週までと打って変わって新雪の深雪。南面のせいか中道より雪が重い。掘割状の夏道は完全に埋まり、なだらかな尾根に変わっている。「久し振りのドカ雪だな。」 夏道横のブッシュ帯(埋まっているが)を行く。雪があると何処でも行けるから好き。
露岩帯にはやはり雪はあまり付いていない。でもその下にはたっぷりと深雪。
12:30 展望台まで降りてくると気温も高くなり春のよう。鎌、雲母、四日市の遠望をパチリ。


樹林帯に突入。 雪の重みで垂れ下がった樹枝が両側からしな垂れかかる。つるはしでどつきながら行く。右側から雪庇のように雪が張り出し行く手を遮る。これもつるはしで落としながら行く。 そのうち掘割道が完全に埋まってくる。もっと雪が多ければ右側のブッシュ帯を行くのだが、中途半端で通り難そう。
雪の上を歩いていたら、「ウオー。」ドスン。 落とし穴にはまってしまった。もがけどもがけどどうにもならない。まず体勢を整えて、真っ直ぐ立つ。それから足場を確保して這い上がる・・・。このとき直径50cmくらいのトンネルを発見。夏道です。でもこんなとこ通れない。観念して右側のブッシュに突入。なんで冬に藪漕ぎするの?
その後はフツーに雪の中を泳ぎながら 13:00 武平峠通過。
当然の事ながら鎌からのトレースなし。武平峠から下りのトレースもなし。
という訳でもう暫く雪泳ぎ。スカイラインまで遠いこと遠いこと。
スカイラインに出てからは、毎度お馴染みショートカット。 その後ワカンを外し、表道と合流。
こちらはしっかりとトレースあり。 でも下りはトレースなしのほうが歩き易いんですけど・・・。
三ツ口谷出会いでは、今日も例の方々が登山道整備にあたっていらっしゃいます。
先週より水位が上がり、その上に氷がはっていました。 雪だけでなく雨も降ったのかな。
そのダムの下の様子です。だいぶ様変わりしています。


14:00 車に帰着。
今日はゲップが出るほど雪と戯れてしまいました。いただきすぎてもうへろへろです。
おかげで【どんべいてんぷらうどん】も喰いそびれてしまいました。 その後、温泉で疲れを癒し、冷えた身体を温めてから帰途につく。
2003年01月25日22時40分25秒

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