20021109
起床後、顔を洗っているとバラバラバラと外から大きな音。 「雨かな?」 カーテン越しに外を見ると犬走りに大粒の雨の痕。 次々と増えていく。
TELで四日市の天気予報を聞く。 「曇り時々晴れ。所により豚が降るでしょう。」 ・・・行くだけ行ってみるか? 起きちゃった事だし。×なら温泉だけ入ってこよう。

四日市を抜け、湯ノ山街道走行中、どでかい虹を発見。 まるで天からレーザービームを照射されているよう。雲の中にUFOがいるのではないかとくだらない事を考える。 背後から朝日が射しているのだがお山はガスに閉ざされている。

湯ノ山が近づいてくると雨粒が大きくなってきた。
スカイライン手前ではフロントガラスに当る雨の痕に固形物が混ざっていてそれが溶けていくのが見える。 霙だ。
やがて牡丹雪に変わっていく。 頬の肉が緩んでいるのに気付く。 「やったね! 今日も雪だ。」
先週の雪は、思わせぶりの雪で今週以降暫く降らないだろうと思い込んでいたのに、2週続けて雪とは! Happy Happy ルンルンルン。 それに今日は駐車場からこの雪。

べたべたの湿雪なので合羽で身繕いする。
7:35 a.m. 料金所跡駐車場出発。
道路にかなり積もっているが、昼頃には解けるだろう。 しんしんと降りしきる中、中道を辿る。
おばれ岩の手前で降りてきた人と挨拶を交わす。 やけに早いな、何時ごろ出たんだろう?6時頃出たとしても結構降っていただろうに、敵わないなあ。 凄い’つわもの’だなあ。 と感心する。
尾根上に出ると粉雪に変りそれが強風に乱舞している。 積雪も増え感触を楽しみながら一歩一歩踏みしめて行く。
8:25 a.m. キレット到着。

キレットを過ぎると先ほどの人の踏み痕が無い。 なんだここから引き返したのか。どおりで早い筈だ。
処女雪を独り占め。 ウッシッシ。 でも気温が高いのと、カッパの通気性の悪さと湿雪のおかげで眼鏡が曇って鬱陶しい。 時折薄日が射し、それが余計に視界の悪さを助長する。
何度か写真を撮ろうと試みるが、雪に遮られて絵にならない。

9:00 a.m. 岩稜帯到着。 少し雪が治まってきたようだ。 視界も効き、鳥居尾根に薄日が射しているのがぼんやりと見える。
上部岩棚から見る雪の付いた岩稜も久し振りで綺麗だ。


9:25 a.m. 朝陽台到着。
山頂一帯は、ロープウェイのお客さんでいっぱい。白いゴム長を履いた人が多い。ゴム長の貸し出しでもしているのかな?
武平峠の方へ向かう。 雪は一向に止む気配がない。 ふと不安がよぎる。 雪でスカイラインが閉鎖になるのでは?
峠道にさしかかる。 両側の笹や立木が雪の重みでしな垂れかかり、もう雪だるま状態。 足元も地べたに軟らかい新雪が被っているだけなのでちゅるちゅるとよく滑る。 滑って転んでグッチャグチャ。 周りの枯木は雪の花が満開。 楽しいな。嬉しいな。僕ってホントに単純だな。


峠が近づきスカイラインが見える。 「えっ 真っ白!」 それに如何にも深々とした轍も見える。 10時もとっくにまわっているのに全く溶けていない。この分だとスカイライン閉鎖は間違いない。 鎌は中止。 武平から降りることにする。 もう少し雪遊びしたかったが、ゲートを閉じられて車が閉じ込められたりしたら大変だ。 それにまだスタッドレス履いてない。 四駆でも夏用タイヤでは降りは怖い。

10:25 a.m. 武平峠通過。 心は残れどエールに留めクリスチャニアでおお左折。
全然疲労感がなく拍子抜けだが背に腹は替えられない。

スカイラインに出てみると、結構な積雪。30cm位あるかな。 雪景色をピッピー。

ショートカットルートをとる。
こんな雪の中、2駆なのにノーチェーンで四苦八苦している車がいる。 知らないって怖いことなんだなー。 身を以って体験してください。 知らんぷりして通りすぎる。
暫くして、結局どの車も引き返していきよった。 勉強になったかーい。

ベタ雪でびちょびちょになりながら名残の紅葉を眼で探しながら降る。


11:25 a.m. 車に帰着。 合羽を脱いで、何はともあれゲートまで急ぐ。
やってました。 登り車線側のゲートは既に閉じられており、下り車線側だけ開けてくれてます。 そしてどんどん登ってくる車を数人のおじさんが退き帰させています。「ああこうしてるのか。それならもっとゆっくりしてくれば良かった。」 そうだよね。上に車がいる事が解ってるんだから、黙って閉めちゃったりする訳無いよね。 でもそのために数人の人が一日中ここに来てるってのも非効率ですね。閉鎖せずに放っておいて事故が起きたら管理責任を問われるし・・・。 日本人ってつくづく自己の責任において行動できない民族なんですね。 これじゃあサッチャーさんが言うような小さな政府なんて夢のまた夢。税金が多いのは結局国民一人一人が無駄の元を作っているんですね。
昔ここのゲートは踏み切りの遮断機ふうの物でした。 冬場は必ず2人以上で来て一人が遮断機を持ち上げ、その間に通過して出入りしていました。 それを観音開きの扉にしてチェインでロックするようにしたものだから反って大変になったのでは? もっとも今はワゴンやオフローダーが増え背が高くてゲートを持ち上げられないかな?

ゲートを出てから車の中で”どんべいきつねうどん”を頂く。余り動いていないので食欲がいまいち。
その後、温泉でダイエット?してから帰途につく。
2002年11月09日22時01分00秒

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