20020720
今回は趣向を替えて小岐須峡に来ちゃいました。
予定としては一ノ谷道から野登山、仙が岳、犬返しから宮指路、時間があればイワクラ尾根辺りまで足を伸ばして・・・。
7:20a.m. 駐車場出発。 河原に降りて橋を渡って山道に入ると、下草はたっぷり水を含んでいる。そこらじゅう蜘蛛の巣だらけ。木の枝は低く垂れている。 ウー鬱陶しい。
一の谷に沿うようになるとそこらじゅうから水が沁み出しており不快指数100%。
それでも滝を見ると少しは気が晴れる。

濡れたブッシュをかき分け、覆い被さる枝を避け、蜘蛛の巣をはらいながら不安がよぎる。これは蛭日和?
ズボンの裾に目をやると5cm位のしゃくとり虫が。取ろうとすると、ムニュっと縮まって、本来見る形に・・・。 まさに生地の織目から潜り込もうとしていたところだったんです。無理やりひきぬき、ついでにズボンを捲り上げると、既に2cm程のが2匹、靴下の上から食いついていました。ひきちぎっても今度は手の指にくっついて離れようとしない。クソッ。
蛭に畏れを為し、河原を行くことにする。ところどころペンキ印を拾いながら行くが途中から全く無くなってしまった。確かこの道は谷沿いに登り、鞍部に出てから西の野登の方へ行けばよかった筈。短絡的に「だからこのままで良い。」と思ったのが大失敗。行けども行けども記憶に無い景色ばかり。蛭が怖くて引き返す気にもならない。「何処かに出るだろ。」とまたチャランポランが顔を出す。
暫く行くと、左側に杣道発見!こっちの方が楽なのでこっちを行く。急斜面を電光形に尾根に向かっているようだ。
尾根に出ると尾根上を忠実に辿っていく。 馬酔木や茨をかき分けながら進むが、引っ掛った枝に押し戻されなかなか進まない。茨が多いなと思いながら悪戦苦闘していると、鮮烈な香り。引きちぎった葉っぱが潰れたのだろう。この香りは山椒。茨だと思っていたのは山椒だったのです。芳香にボーッとしていた頭がすっきりする。が進路を阻む山椒の木にはうんざりだ。
「コンチクショウ! サンショウ!」

いきなり、「ピーッ」という鳴声!上の方に目をやるとドタドタと駆け上っていく鹿の白いケツが見えた。それ以外は鳥のさえずりと自身の激しい息遣いだけ。
尾根の小ピークに出たところで小休止。9:05 a.m.
シャツもズボンも汗と土の汚れでドロドロ。絞ると黒い汁がジューっとこぼれる。薄くなったガスを透して現在地確認。
地図を見ると一の谷新道は途中で一の谷から分かれ、本流右岸の枝沢に沿って東稜線の鞍部に向かっている。現在地はその枝沢の左岸の尾根上だ。ガスの切れ目から東稜線の鞍部が望める。高度的には同じ位か。 尾根の末端を望むとミスコースの場所がはっきり解る。


気を取り直して出発。尾根を直上しようと取り付き易い所を見回したら、また杣道を発見。尾根の右側を巻くようについている。またまた使わせて頂きます。暫く行くと広い釜跡に出くわす。鈴鹿の山は何処へ行ってもこういう人の生活臭が漂っている。

なおも行くと沢に出た。踏み跡はこの辺りで消えている。尾根上へ登ろうとしたが雨で緩んだ傾斜地は崩れてばかりで登れない。こんな所で怪我でもしたら笑い話にもならない。ガラガラの沢を直上する。多少崩れ易いが水量も少ないしこちらの方が余程快適だ。
黙々と登って、とうとう稜線に達する。「あれまあ!こんなところに出てきちゃった。」カモシカの食害防止ネットの所でした。切れ目、切れ目と探したら倒木がネットを支柱ごと薙ぎ倒してる所がありそこから入る。入ったのは良いけれど今度は笹薮だらけで道がわからない。「えーい、ままよ。」とばかり藪に突入。芝目ならぬ藪目に沿うようにしないと強烈な力で押し返される。暫く奮闘し踏跡を発見。ルートから外れないよう足元を確認しながら藪をこぐ。そしてとうとう広場に到着。10:10a.m.
おもいもよらぬアルバイトで、もう精魂尽き果て、頭の中はエスケープルート選びだけ。
逆に余裕が出てきて「野登寺でもお参りしてこよーっと。」
てなわけでお寺の方へ降りていったら改築工事中。現場にいたおじさんに「藪の露でグッショリだね。」と声をかけられた。自分の姿のみすぼらしさに気付く。ひどい格好。人には見せられない。
お寺から仙鶏尾根方面へ行く道をとろうとしたが、解らない。仕方が無いのでまたNTT中継所まで登り直してから舗装路を降る。
仙鶏尾根への降り口で舗装路の反対側に目をやるが、野登寺への標識は無いし、道らしいものも見当たらない。通れなくしちゃったのかなあ。
10:35a.m. 鞍部を目指し山道に入る。
降りはヨイヨイ登りはシンドイ。シンドイながらも行くしかない。ヨレヨレになってコルに到着。小岐須峡への看板がとても魅力的だ。それなのに、「折角きたのに仙には寄らないの?」と悪魔の囁き。「いや、これは勇気ある撤退だ。」 「仙の石だけ写真に撮ってすぐ引き返してくれば?」
結局消耗しきった身体に鞭打って東峰目指して登り始める。
12:05 東峰着。露岩の上から仙の石、西峰をパチリ。


仙の石まで行きお食事タイム。余り食欲はないが、こんな時こそ無理して食べる。ここで食べとかないと今度は本当に身体が受付けなくなる。今日はいつものコンビニではないのでメニューが違う。おにぎりを2つ食べたが2つともちっとも旨くない。AmPmはもうやめよう。やっぱミニストップが良いな。
休憩中パンツ一丁になって乾かしたが効果なし。蛭にやられ、血の止まってない所にバンドエイドをはる。4箇所やられてました。「無断で吸いやがって!肝機能障害になっちまえ!」蛭には肝臓病はないかな?
靴を履くと改めて中に水が溜まっていたのが解る。歩くとジュップジュップいっている。
出発前に安楽川方面、南尾根のコブを撮影。このコブは鎌ヶ岳、御在所からでもはっきり見える。


13:00出発。大休止の後は体力もある程度回復し、ついでだから西峰経由小社峠から降りることにする。
西峰から小社峠までは下草が綺麗に刈ってありとても歩き易い。小社峠付近ではヒグラシが鳴いていた。今年初めての蝉の声。カーナカナカナカナ、カーナカナカナカナ。


13:25 小社峠から下山。
14:45 車に帰着。予定の半分しか消化できなかった。
もう2度と一の谷には行かないぞ。
河原で着ているものを全て洗おうかとおもったがこの時間になると観光客、特にちびっこ達が水遊びをしているのでやめる。
着替えだけ済ませ、ふと石大神を見上げるとすぐ横で採石をやっている。 なんであんなとこまで削るのかなあ。後何年かすると、この辺の山は無くなっているかもしれない。産業も大事なんだろうが、地元の人達だけの物でも無いだろうに。


温泉に寄ってから帰途につく。
2002年07月21日18時05分00秒


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