20020601
6月1日早朝、鈴鹿に向かう車の中。今日はどうしようかな?健康管理のためだけならいつもどおりで良いのだが、こうやって日記を掲載しだすといつもどおりのワンパターンはどうも頂けない。読者(いるのかな?)サービスの為にも違った所を紹介しなくては。
久しぶりに仙ヶ岳方面にするか。と思っていたら南の方は雲が多い。「ええい 面倒だ。朝明にしょうっと。」てな訳で朝明に来ちゃいました。伊勢谷から国見、御在所、国見尾根、三岳寺跡、腰越峠、腰越谷、朝明と言うコースを頭に描き駐車場をパスして伊勢谷最奥まで車を乗り入れる。
ところがどっこい最奥に車が一台ドーンと停めてある。それもど真ん中に。寄せておいてくれればもう1台軽く停められるのに、なんちゅう非常識なやつだ。仕方がないのでバックで引き返す。途中で停められそうなところでTryするが、通行の妨げになりそうなので諦める。かといって有料駐車場に停める気はしない。20年程前は行楽シーズン以外は土曜日は無料だったのに2年程前に来た時しっかりお金を請求された。駐車するのに500円の価値を見出せないので、朝明の入口近くのトイレの駐車場まで引き返す。必然的にコースも変更。松尾尾根から釈迦、白滝谷、愛知川、ヒロ沢から戻るか、時間的に余裕があれば大瀞まで足を延すか。
7:15a.m. 出発。松尾尾根は誰もいない。あまり人が通らないので蜘蛛の巣が多い。顔や身体に纏わりついて不快なことこのうえなし。天気もまだ回復していない。鞍部を過ぎ登りにかかると下草がベチャベチャ。上から下までびっちょびちょ。こんなことならいつもどおり御在所にしとけばよかった。
尾高分岐が近づいてくると、イブキザサの丈も低くなり、あちこちにヤマツツジが咲いていて爽やかな気分にしてくれる。

大陰のガレ場が近くなるとあちこち花が咲いている。岩陰に慎ましく咲いているヤマツツジ、サワウツギ。尾根上にはベニドウダン。

流レ谷ドンツキのガレも上から見下ろすと綺麗だ。昔流レ谷には幽霊が出るという噂があり、それじゃあと幽霊見学ツアーなんぞを催したこともある。メンバーは3名だけだったが。今は最上部の崩壊が激しいとのことで入山禁止になっているそうだ。崩壊が激しいって言ったってこうして見ると昔と全然変わっていないように見えるが。

9:10a.m. 松尾の頭到着。写真を撮っていたせいか凄くローペースだ。遅れついでに釈迦山頂まで寄り道する。久しぶりに来たのだから、寄ってかないとお釈迦様に申し訳ない。先週の御在所には全く花が無かったのに、こちらは結構多い。ヤマツツジなんて特に見たいとは思わないが近くに咲いているのを見ると綺麗だなと見直す。今まで無視してて御免なさい。

9:15a.m. 釈迦ヶ岳山頂着。愛子ちゃま効果でシロヤシオを気にして見るようになったせいか、やけにシロヤシオの木が目立つ。こうして見ると釈迦にも沢山自生してるんだなと再認識した。もちろん花は終わってしまっているが。

猫に向かう途中でついにサラサドウダン発見。先程通って来た大陰のガレも山自体の規模に比べるとそこそこ大きい。

10:20a.m. 白滝谷分岐着。思ったより時間を食ってしまった。かといってこのまま帰るには早すぎるし、行くだけ行ってみよう。
白滝谷を降りながら昔を偲ぶ。一般的に白滝谷出会いからタケ谷出会い、あるいはコクイ谷あたりまでを遡行の対象としていて愛知川と呼んでいるようだ。地図上では神崎川なのだが。琵琶湖にそそいでいる愛知川の上流には違いはない。かみさんがまだ高校生だったころ一緒に愛知川に来た事がある。「アイチと書いてどうしてエチガワなの?」なんて訊かれた覚えがある。そして「やっぱりアイチガワじゃない。ほら看板にも書いてある。」見ると、アの下に漢数字の一が書いてある。一瞬頭がパニックになり、「あれー?」我に戻り、カギのある【ヱ】であることに気付く。「おまえなー おちょくっとんのか。これじゃあアイチチガワじゃねーか。」かみさんは赤い舌をペロリ。こういうことには、昔から機転が利くやつだった。
なんてひとり思い出し笑いなどしながら歩いていたら出合いに到着。11:00a.m.
昔はここはもっと広い河原で数cm大の砂利がいっぱいだったように思うが今は大きな花崗岩がゴロゴロ。

時間的に余裕がないので山道を行く。天狗滝まで遡行していけばすぐだったように思うがちっとも着かない。おまけに山の上に出てしまうんじゃないかと思うほど高巻く。
とっくに通りこしてしまったかと思う頃、天狗滝の上に出た。11:25a.m.
人の記憶ほどあてにならないものは無い。いや僕の記憶ほどと訂正。

ここでお昼にする。今日のメニューはコンビニオニギリの鶏ごはんとカレーパン。気持ちがいいので靴も脱ぐ。っと右足の靴下が真っ赤っか。向う脛を蛭にやられてました。犯人はとっくに退散したようで事件は迷宮入り。きっと松尾尾根の登りでやられたのだろう。だけど釈迦に蛭なんていたかなあ。
お湯を沸かしている間ふと横を見ると、親指大の小さな黒っぽい蛙が日向ぼっこ。ひょっとしてこれがカジカ?そういえば滝の音で気付かなかったがあちこちでキョロキョロと鳴いている。

12:10 出発。スケベ根性を出して暫く沢伝いに行くがすぐ断念。右岸を巻くと山道に出てしまったのでそのまま行く。昔はへつりや飛び石でもっと楽に行けたような気がするが、これも忘却の成せる業?暫く行くと河原に下りる所があった。降りてみるとどこかで見たような景色だ。ヒロ沢出合いのようだ。確かに左岸への登り口もある。「うっそー!もう着いちゃったのー?」
本当に人の、いや僕の記憶はあてにならない。時計を見ると12:45、 そろそろ引上げ時かな?温泉も待っているし。

ヒロ沢を登り羽鳥峰へ。やはり記憶がない。途中でひとつ南側の谷へ移ったのでミスコースしてるのではないかと思い少し戻る。看板を確認し、半信半疑ながらまた歩き出す。南に巻いていた道は隣の谷で東に向きを変え、どうやら間違ってないようだ。如何に惰性で歩いているかがよく解る。反省。
13:30 羽鳥峰着。ピークの上は混んでいるので寄らない。ここまで来ると人だらけ。一路、朝明を目指す。満開のサワウツギが又来てねといっているが、もう暫くは来ないよ。無料駐車場が無いから。

14:35 車に帰着。湯ノ山に向かう途中で麦畑発見。まだ刈り取っていない。以前は田植えの為もっと早くに刈り取っていたのに。休耕するのかな。農家も状況に応じてなにをすべきか考えなければならない時代なんだろう。もともとそれがあたりまえだったんだが・・・。
このあたりから見る御在所は藤内がよく見渡せ、概念を掴むには良い所なんですが、生憎今日は湿気が多く、なーんも見えません。

その後温泉に浸かってから帰途につく。
2002年06月01日 22時52分00秒


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